走塁に必要な速く走るためのトレーニング〜各論②

前回は全身を動かしてしなやかに走るための ・姿勢を作る ・上半身を動かす ・下半身を曲げる という3ポイントのうち、「姿勢を作る」「上半身を動かす」の2点についてお伝えしました。

今回は「上半身を動かす」の続きと、「下半身を曲げる」についてお伝えします。

上半身を動かすことについて、体幹部から動かすことが大切であり、そのために「体幹のずらし」の練習を紹介しました(下記~各論①参照)。

「走塁に必要な速く走るためのトレーニング〜各論①」

 

体幹の動きを腕とつなげるために、体で腕を振り回す練習をします(写真1)。
出来る限り腕が柔らかく振り回されるようにしつつも、頭の位置が動かないようにすることが大切です。

腕振り

加えて、体幹の動きをコントロールする練習として、お尻歩きを行ないます(写真2)。
進む際に足が左右に振れないように注意します。

お尻歩き

最後に「下半身を曲げる」についてお話しします。

スプリントにおいて、股関節・膝・足首を伸ばすトリプルエクステンションが強調されがちです。気をつけなければいけないことは、伸展動作は体を後ろに運ぶため、タイミングを間違えると推進の邪魔をしてしまうということです(写真3)。

伸ばして使う

一方で曲げる動作は体を前に運ぶ助けになるため、上手に活用したい動きです(写真4)。

曲げて使う

ちなみに、走るときの前かがみは、この延長で作られていると考えています。
その練習として片脚ホップを活用します(写真5)。
静かに接地をして、上下動を最小限にすることを注意します。下半身を曲げて使えていると、その辺りのポイントが達成できます。

片脚ホップ

以上が私が足を速くするために行なっているトレーニングの概略となります。

この記事の作成者


塩多雅矢塩多雅矢
Masaya Shiota

トレーニングコーチ
部活身体塾代表
部活身体塾:https://ameblo.jp/bukatsu-physical/

山口県下松市出身、高校の頃に志した「ケガ人ゼロのチーム」を原点に、現在は約10校の中学・高校野球部の指導に当たる。「かしこ身体で勝利を目指す」をキャッチコピーにして、フィジカルを中心に勝利に必要なすべての要素をターゲットにしたトレーニング指導を実践する。さらには当初の志を「離脱者ゼロのチームを目指す」に昇華させ、選手が自分自身の身体と向き合うことを促す。
これらを通じてトレーニングを通じて目に見えるものを向上させ、考え方の伝授を通じて目に見えない成長を促すことを目論む。


関連記事

  1. トップバンド 基礎

    [Lesson3] 大振りを改善するためのトップハンドの基礎

  2. 高校・大学・プロ野球/つま先での片足立ちができるか

    下肢トレーニングの基礎はバランス!しっかりチェックをしましょう

  3. バッティング プロ野球

    [Lesson10] 背中の斜めの筋肉をバッティングに最大限に使う方法

  4. 高校・大学・プロ野球/ドローインが4㎝以上できるか

    腰痛予防にも有効な腹凹ませテスト

  5. 高校・大学・プロ野球/うつぶせで寝て手を耳につけた状態で、ひじを高く上げられるか

    腰痛、ひじ痛、肩痛の予防とも関連がある体幹の柔軟性をチェック

  6. 高校・大学・プロ野球/肘を付けたまま鼻より高く上がるか

    肘を付けたまま鼻より高く上がるか(初級(2))(少年野球5.1)