「走塁に必要な速く走るためのトレーニング〜各論①」

前回は、速く走るトレーニングの第1回として総論をお伝えしました。

今回は、全身を動かしてしなやかに走るための ・姿勢を作る ・上半身を動かす ・下半身を曲げる という3ポイントのうち、「姿勢を作る」「上半身を動かす」の2点についてお伝えします。

まず姿勢について、私はアクセルモードというものを提唱しております。ももの前や腹筋など、体の前面にある筋肉はブレーキ筋と言われています、一方で、ハムストリングスや腸腰筋など、体の裏側にある筋肉はアクセル筋と言われています。アクセル筋が働きやすい姿勢をつくるために、「みぞおちを前、お尻を後ろ」という言葉を使っております(写真1)。

アクセルモード

これを定着させる1つのエクササイズとして、2歩ずつで入れ替えるもも上げを用いております(写真2)。

もも上げの入れ替え

次に上半身を動かすことについてです。腕の振りがスプリントの助けになることはイメージをしやすいと思います。骨の構造から考えると、腕は鎖骨の付け根にから動くと言われています。また、腕の動きに関わる筋肉の1つである僧帽筋は、胸椎という背骨の中でも下の方に付いています(写真3)。

胸鎖関節

ここから言えることは、腕を振るには体幹部分から動かすということです。肋骨の周りが固まっている選手が多いので、この辺りを動かす練習を行なっております(写真4)。

体幹を動かす練習

次回は「上半身を動かす」の続きから、「下半身を曲げる」についてお伝えいたします。

この記事の作成者


塩多雅矢塩多雅矢
Masaya Shiota

トレーニングコーチ
部活身体塾代表
部活身体塾:https://ameblo.jp/bukatsu-physical/

山口県下松市出身、高校の頃に志した「ケガ人ゼロのチーム」を原点に、現在は約10校の中学・高校野球部の指導に当たる。「かしこ身体で勝利を目指す」をキャッチコピーにして、フィジカルを中心に勝利に必要なすべての要素をターゲットにしたトレーニング指導を実践する。さらには当初の志を「離脱者ゼロのチームを目指す」に昇華させ、選手が自分自身の身体と向き合うことを促す。
これらを通じてトレーニングを通じて目に見えるものを向上させ、考え方の伝授を通じて目に見えない成長を促すことを目論む。


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