[Lesson8] 最も力の出るバッティングフォームとは?パワーの生み出し方

目次

  1. 身体のどこでパワーを生み出すか?
  2. 下半身のパワーが、バッティングのスイングスピードを生み出す
  3. ボトムハンドの肩甲骨周りの筋肉の使い方
  4. 構え、コック、ミート
  5. 「ミート時」の肩甲骨の張りを感じる練習法

身体のどこでパワーを生み出すか?と聞かれて
「下半身」
と答える方が多いですが、下半身で打てと言われても、どのように打てばいいのか?どんな練習をしたらいいのか?

ここでは、どこでパワーを生み出しているのか?
をはっきりさせていきます。

バッティング 野球

バッティングに近い動作として、画像のようなフリスビーを投げる時の形と使う筋肉がとても似ています。フリスビーを投げる時に、画像のように腕を引き込んで見てください。そうすると、丸で囲まれた部分の肩甲骨に張りを感じると、いいフリスビーが投げられると思います。

これは野球と一緒で、ボトムハンド側の肩甲骨が張っているのを感じるはずです。

フリスビーの練習で、ボトムハンド側の肩甲骨の筋肉を使っているのがわかっていただけたかと思います。
しかしそれだけが、全てではなくもっと大きな筋肉を使っています。

バッティング 筋肉

画像のように緑の肘の部分をキープした状態で、骨盤を先に回していきます。

バッティング バッティング練習

背中の斜のラインの筋肉の張りを感じませんか?この背中の筋肉がバッティングのパワーの源になります。ここの筋肉を上手く使うと当然パンチ力はアップします。

この張りをもっと簡単に体感する方法があります。

バッター バッティング

画像のように、まず2人ペアになっていただいて、両側の肩を抑えます。
バッターは骨盤だけを、回して見てください。
そうすると簡単に、背中の張りを感じることができます。

あれ?では下半身は?
となるかと思います。

画像のように上半身をキープして、骨盤を回すと。骨盤を回すのは下半身です。
ですので、間接的に下半身のパワーが、バッティングのスイングスピードを生み出すパワーの源となります。

打つ時のパワーの源が、なんとなくイメージできたかと思います。

まずは、ボトムハンドの肩甲骨周りの筋肉の使い方から練習していきます。

基本的にはフリスビーと同じです。フリスビーで感じた筋肉の張りをミート瞬間までキープすることが重要なポイントになります。

ボトムハンド バッター

写真でみると肩のラインが緑線のように曲線になります。この曲線のラインができていると肩甲骨周りの筋肉を上手く使えています。コックの時もミートの時もボトムハンドの肩甲骨周辺の筋肉が張っていると、ポイントです。

下手な選手の差は、やはりコックとミートの時に、筋肉の張りが緩んでしまう傾向があります。

前の記事にて、構え、コック、ミート時に肩甲骨の張りを感じるのが重要だとお話しました。

今回は構え、コック、ミート時の3つの点に分けて説明してきます。

まずは構えです。

プロ野球選手は動きの中で、ボトムハンド側の肩甲骨が伸びるのですが、それは難しいです。
ですので、初歩としてバットで肩甲骨の周りが張るような体感をしていただきます。

プロ野球 ボトムハンド

画像のように、手の甲と甲を向き合わせてください。

プロ野球 バット

肘を曲げたりしないように②のようにバットをあげてください。

限界まで上げて、これ以上もう上がらないというところまできたら、肘を曲げてください。そうすると、勝手にボトムハンドの肩甲骨に張りを感じて、理想的な状態になります。

プロ野球 コック

それでは、次のコックを作った状態での肩甲骨の張りを感じる方法です。

画像の右は極端なNG例です。

お手本の左のように、両肘を矢印の方向に突き出すことで、張りを感じます。

プロ野球 肩甲骨

いきなりバットをもってやるのは難しいので、まずは画像のように、バットを持たずにやってみましょう。

このコックを作った状態で肘を突き出し、張りを感じれると、画像のように少し肩甲骨周辺が丸まったような形になります。

慣れてきたら、バットを持った状態でチャレンジしてください。

1つ前の記事で、肩甲骨に張りを感じるポイントを3つに分けてお話しするといい、構えとコックの2つについてはお話ししました。

今回は最後の「ミート時」の肩甲骨の張りを感じる練習法を説明します。

コック ミート

この画像のコック→ミートの時に、みぞおちを引く感じを意識すると、うまく肩甲骨の周辺が伸ばされるのがわかると思います。よくミートの時押し込むといいますが、みぞおちを引く感覚あるとより強く押し込めます。

まとめとして、このレッスンではボトムハンドの使い方に焦点を当てて、お話してきました。その中でも難しいのが、コック→ミートの時です。

この二つの流れの中で、ご紹介したコツを元に練習をして行き、最も力の出るフォームを体得しましょう!

この記事の作成者


西山陽一郎西山陽一郎
Yoichiro Nishiyama

理学療法士
KoshiCon代表

1979年生まれ、神奈川県出身。理学療法士として病 院に勤務するかたわら、「koshicon」を立ち上げ、野球の動作などを研究、分析。講習会などでその結果を現場にフィー ドバックしている。


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