太ももの前の柔軟性があるか

うつぶせ(下向き)に寝て、ひざを思いっきり曲げてみます。この時の“かかと”と“おしり”の距離が10㎝以下であればokです。できない人は、しっかり太ももの前のストレッチをしましょう。

また、捕球動作が安定していない人は太ももの前が硬くなりやすいので、合わせてチェックするようにしましょう。

レギュラーの基本条件!しっかりした捕球姿勢がとれるか(初級(1))(少年野球1.2)

色々な柔軟性と投球障害の関係を調べてきました。結果、最も投球障害の発生と関連が深かったのが、この太ももの前の硬さでした。太ももの前が硬いと上手に胸が張れないため、肩やひじに負担がかかることがあります。あとは、バランスが悪い(後方重心の)選手は太ももの前で踏ん張るので、結果として太ももの前が硬くなることも。ストレッチだけではなく、しっかりした捕球動作がとれているかの確認も合わせて行うことが重要です。

この記事の作成者


亀山顕太郎亀山顕太郎
Kentaro Kameyama

理学療法士
スポ・ラボ(一社)代表理事

神奈川県横浜市出身、理学療法士になってから様々なデータよりケガをしている選手の特徴を調べ、学会にて報告。
石井医師とスポ.ラボを立ち上げてからは、4000人以上のデータを収集し解析。前向きに追跡調査をすることでどのような選手が怪我をするのかを研究している。また、研究の様子を報告しているfacebookでは、3万人以上のフォローワーがいる。


関連記事

  1. 腰の入った

    [Lesson9] 腰の入ったバッティングフォームとは?骨盤の回し方

  2. 高校野球 ホームラン

    [Lesson1] ホームランの打ち方、どんなスイング軌道が良いのか?

  3. 少年野球/ひじを付けたまま、鼻の高さまで上げられるか

    やっておきたい体幹の柔軟性トレーニング(中級)

  4. 高校・大学・プロ野球/座ったまま“もも”上げができるか

    座ったまま“もも”上げができるか

  5. 高校・大学・プロ野球/肘を付けたまま鼻より高く上がるか

    肘を付けたまま鼻より高く上がるか

  6. 図3 肩の痛みがでやすいフォームとできにくいフォーム

    【高校野球〜】肩に故障が生じやすい投球フォームについて