これから夏本番、暑熱環境下での練習が続きます。そこで、キーワードになるのが疲労回復です。
近年では、アスリートが「練習や試合後に速やかに疲労回復を行うこと」がリカバリーとされ、最大限のパフォーマンスを発揮するためにもスポーツ現場での積極的なリカバリー対策が注目されています。
まず、アスリートにとっての疲労とは「作業能力が低下することで、多くの場合は疲労感を伴う現象」と定義づけられています。
アスリートにおける作業能力とは選手個々が有する競技パフォーマンスを意味し、身体的疲労(生理的疲労)がそれらを低下させることを意味しています。
この身体的疲労(生理的疲労)に対して早期に適切なリカバリーが行われることで、競技パフォーマンスの早期回復を図ることができるのです。
逆に言えば、早期に適切なリカバリーがされなければ早期回復には至らないのです(図A)。
つまり、早期に適切なリカバリーを選択するために、どのような身体的疲労(生理的疲労)があるのかを把握していることが求められます。
身体的疲労(生理的疲労)には、どのようなものがあるのでしょうか。
大きく分けて、「1.エネルギーの枯渇」、「2.筋肉(抹消)への疲労物質の蓄積」、「3.筋の微細損傷や筋肉痛」、「4.生体内恒常性のアンバランス」、「5.脳(中枢)の疲労」が挙げられます。
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https://www.bbm-japan.com/baseballclinic/17274633
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