これだけはクリアーしておきたい、データでみる体幹トレーニング(初級⇒上級)

両手両足で体を支えます。投げる方の手だけで体を支えて、グローブ側の手は投げる方の肩を触ります。3秒間、体をまっすぐにしたままいられたらokです。できない人は、しっかり練習しましょう。

片手で体を支えられるか/障害予防データ

少年野球では、片手で体が支えられない子供の6割が1年以内に投球障害を起こしておりました。子供のころは筋力をつけるようなトレーニングは必要ないと言われておりますが、しっかり自分の体が支えられる程度の筋力は必要だと思います。できない子はしっかり練習しましょう。できるようになったら、片手フロントブリッジにチャレンジします。

投げる方のひじと足で体を支えて、グローブ側の手を3秒間まっすぐ伸ばすことができればokです

体幹の安定性をみるテストです。野球に必要な腹筋や肩甲骨の安定性、ひじを伸ばす筋力など多くの要素が含まれております。我々の高校野球部員を対象にした研究では、片手フロントブリッジができない選手はできる選手に比べて肩やひじを痛める確率が2.1倍あることが分かりました。

片手フロントブリッジ/障害予防データ

できない選手は、片手で体を支える練習、片方のひじで体を支える練習とレベルを上げていきましょう。

また、上向きでひざを曲げて寝た状態で、手でひざを10秒間さわるような腹筋をしてみましょう。その後に、片手フロントブリッジができるようになれば、腹筋の低下が原因です。次に、投げる側の手を下にして両手を重ねて、足と手で体を支えるトレーニングを15秒しましょう。その後に片手フロントブリッジができるになれば、体を支える腕の筋力の低下が原因です。また、手を挙げて、ひじを曲げた状態から伸ばす運動にセラバンドなどで抵抗を加えてみましょう。その後に片手フロントブリッジができるようになれば、手を挙げた状態で、ひじを伸ばすことが苦手なことが原因だったりします。

個々によってできない原因は違いますので、片手フロントブリッジを試しながら見つけてみましょう。

この記事の作成者


亀山顕太郎亀山顕太郎
Kentaro Kameyama

理学療法士
スポ・ラボ(一社)代表理事

神奈川県横浜市出身、理学療法士になってから様々なデータよりケガをしている選手の特徴を調べ、学会にて報告。
石井医師とスポ.ラボを立ち上げてからは、4000人以上のデータを収集し解析。前向きに追跡調査をすることでどのような選手が怪我をするのかを研究している。また、研究の様子を報告しているfacebookでは、3万人以上のフォローワーがいる。


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