統計的に最低限必要な腹筋トレーニングはこれだ!

野球に腹筋は必要か?
実は、腹筋が必要なタイプの選手と背筋が必要な選手がいます。腹筋が苦手なロ野球選手も大勢います。これは、背筋を使って投げるタイプの選手だから。オリンピックで何度も金メダルを取っているレスリング選手も腹筋ができないとのこと。これも背筋を使うのがその選手のスタイルということ。なので、腹筋が必要かどうかは実は人によって違うんです。そんな背筋タイプの選手もこれはできないとまずいというのが、今回紹介するテストです。
まずは、上向きで寝て、ひざを90度曲げます。グローブ側のひじを床につけたまま、腹筋で起き上がり、投げる側のひじがひざの外側までしっかり届けばokです。
反対側のひじは、床についていて大丈夫です。そのひじで体を支えてもokですよ。

リリースからフォローするに必要なこの運動。腹筋の使い方が下手だったり、体のねじれが硬いとできません。とある強豪高校野球部で調査をしたところ、できなかったのは全体の7.5%。レギュラーメンバーは全員クリアーしておりました。できない人は、しっかり練習しましょう。

この記事の作成者


亀山顕太郎亀山顕太郎
Kentaro Kameyama

理学療法士
スポ・ラボ(一社)代表理事

神奈川県横浜市出身、理学療法士になってから様々なデータよりケガをしている選手の特徴を調べ、学会にて報告。
石井医師とスポ.ラボを立ち上げてからは、4000人以上のデータを収集し解析。前向きに追跡調査をすることでどのような選手が怪我をするのかを研究している。また、研究の様子を報告しているfacebookでは、3万人以上のフォローワーがいる。


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