腰痛予防にも有効な腹凹ませテスト

壁に背中をつけて、リラックスした状態で立ちます。この時のおへその高さでの周径を測ります。次に、背中を壁に付けたままお腹を最大限凹ませたときの周径を測定します。この時の周径の差が4㎝以上あればokです。

できない選手は、おなかを凹ます練習が必要な場合と、逆におなかをゆるめる練習が必要な場合があります。おなかを凹ます練習は四つばいで、頭、背中、お尻を一直線にして行うと良い場合があります。背中を丸めないように、一直線がポイントです。お腹をゆるめる練習は、横向きに寝て胸の下に枕を置きます。手を頭のうしろに持ってきて、息を吐きながら体を胸が上に向くようにねじります。最後までねじりきったら、今度は息を吸いながら反対方向に体をねじります。骨盤を動かさないように注意するのがポイントです。10回くらい行うようにしましょう。

腰痛や下半身の故障と関連があるこの項目。高校陸上部のデータですが、腰痛群は弱い傾向にありました。また、長距離選手ではアキレス腱炎との関連があります。しっかり収縮できるかをチェックするようにしましょう。ドローインが4㎝以上できるか/障害予防データ

 

下記の記事も興味深い内容ですので、参考にしていただければと思います。

体幹トレーニングは弊害だらけ!!「ドローイン」と言っているトレーナーとセラピストに気をつけて

https://ameblo.jp/pata0511/entry-12230306723.html

この記事の作成者


亀山顕太郎亀山顕太郎
Kentaro Kameyama

理学療法士
スポ・ラボ(一社)代表理事

神奈川県横浜市出身、理学療法士になってから様々なデータよりケガをしている選手の特徴を調べ、学会にて報告。
石井医師とスポ.ラボを立ち上げてからは、4000人以上のデータを収集し解析。前向きに追跡調査をすることでどのような選手が怪我をするのかを研究している。また、研究の様子を報告しているfacebookでは、3万人以上のフォローワーがいる。


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