「フィールディング①内野手の捕球姿勢について〜その1」

体作りのキーワードにしている5つのスイッチのうち、内野手の捕球姿勢では

☆パワーポジション ☆股割り ☆脇を締める

の3つを適用しています。

捕球姿勢でこれらを適用することによって、次の送球方向にエネルギーを向けます。
これが決まらないことによって送球のためのエネルギーが不足してしまい、その不足を補うために腕を過剰に活用することになります。
これでは送球が弱くなってしまう上に、肩や肘に余計な負担をかけてしまいます。

まずは「ゴロを捕る姿勢を作って」と伝えます。
その姿勢を前から押して、どの程度の安定しているかをチェックします(写真1)。

捕球動作のチェック
捕球後には前方や左前方向に踏み込むことが多いので、その方向へ進みやすい安定を作ることは大切です。

このためのキーポイントが上記の3つのスイッチです。

 

目次

  1. パワーポジションについて
  2. 股割り
  3. おわりに

まずパワーポジションについて、「腰を落とす」という言葉を文字通りお尻を落として上体が起きると、前から押された安定が下がります(写真2左)。

そのため、お尻を後ろに突き出すように姿勢を変えます(写真2右)。これによって安定が増します。それを伝えるために「ヘソを下に向ける」という表現を用いると、選手にとっても分かりやすいようです。

捕球姿勢のお尻の高さ

2つ目のポイントは股割りです。

股関節を外に回すと体はそちらの方向に進みやすくなります。
一方で、内股になるといわゆるへっぴり腰のような姿勢になり、体が進みにくくなります(写真3左)。

1塁送球のために左方向へ体を進めるためにも、バックホームのために前に体を進めるためにも股を割って股関節を外に回すことが必要です(写真3右)。

捕球姿勢の内股・がに股

次回は捕球姿勢のもう1つのポイントの脇を締めるということと、ステップの一歩目のパワーポジションについて説明します。

この記事の作成者


塩多雅矢塩多雅矢
Masaya Shiota

トレーニングコーチ
部活身体塾代表
部活身体塾:https://ameblo.jp/bukatsu-physical/

山口県下松市出身、高校の頃に志した「ケガ人ゼロのチーム」を原点に、現在は約10校の中学・高校野球部の指導に当たる。「かしこ身体で勝利を目指す」をキャッチコピーにして、フィジカルを中心に勝利に必要なすべての要素をターゲットにしたトレーニング指導を実践する。さらには当初の志を「離脱者ゼロのチームを目指す」に昇華させ、選手が自分自身の身体と向き合うことを促す。
これらを通じてトレーニングを通じて目に見えるものを向上させ、考え方の伝授を通じて目に見えない成長を促すことを目論む。


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