起床時間のポイント ~試合の前は早く起きたほうがいい?~

起床後速やかに運動する場合と
起床後から一定時間経過した後に運動する場合の比較

大会期間中は、試合に合わせたり、移動時間を考えたりして、いつもより早く起床することがあります。特に「第1試合のときには早く起きる」といったことを聞いたことがありませんか? 私も「試合開始の〇時間前には起床すること!」または「移動中は寝るな!」と言われていたことを思い出します。
しかし、この早く起床すること、もしくは移動中にも寝ないことは、本当に運動パフォーマンスに影響するのでしょうか?

今回は起床時間から主運動開始までの時間が、運動パフォーマンスにどのような影響を与えるのかを想定した実験結果について紹介します。

図A 起床時間から測定開始までの時間の違いにおける実験条件

起床 実験条件

まずは実験の条件設定について紹介します。
対象は健康な体育大生8名で、起床してから朝食を摂取し、その後ウオーミングアップをしてから各種運動パフォーマンステストを実施する条件(起床後から45分後)と、起床し朝食を摂取してから90分間(この間はビデオ鑑賞)寝ずに座位姿勢を取り、その後に同様のウオーミングアップをしてから各運動パフォーマンステストを実施する条件(起床後から120分後)で行いました(図A)。

つまり、起床後すみやかに運動をする場合と、起床後しばらく時間が経過してから運動する場合を想定した条件になります。
測定項目は瞬間的な反応として「全身反応時間(msec)」、神経系の素早い動きとして「5秒間立位ステッピングテスト(回数)」、最大パワーとして「垂直跳び(㎝)」としました。

結果はいかに?続きは、下記サイトをご覧ください。
https://www.bbm-japan.com/baseballclinic/17257324

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この記事の作成者


笠原政志笠原政志
Masashi Kasahara

国際武道大学体育学部・大学院 准教授
博士(体育学)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
日本トレーニング指導者協会認定上級トレーニング指導士

千葉県習志野市出身。スポーツ選手の傷害予防と競技力向上に関するコンディショニングを科学的に捉えたアプローチを実践し、現場と研究の橋渡しの役割を担っている。特に今まで経験値による指導が多かった野球選手のコンディショニングについてを、客観的に示した上でのアプローチ方法について研究したものを現場に提供している。


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